【例題1 店舗ごとの売上合計を計算する】
店舗名 | ジャム | ジュース | ソース |
本店 | 20000 | 18000 | 12000 |
支店 | 16000 | 14000 | 10000 |
まずは。極単純な例で、店舗ごとの売上合計を計算するプログラムを作ってみる。
入力画面と出力画面は省略して、計算と計算結果の単純な表示だけを行う。
【関数を利用した手続き型】sample1-2.php
- <?php
- //関数の定義
- function printScore(string $name, int $jam, int $juice, int $sauce): void
- {
- $sum = $jam + $juice + $sauce;
- echo($name."の売上合計は: ".$sum."円です。"."<br>");
- }
- //データの設定(配列に収納)
- $honten = array("name" => "本店","jam" => 20000,"juice" => 18000,"souce" => 12000);
- $siten = array("name" => "支店","jam" => 16000,"juice" => 14000,"souce" => 10000);
- //合計の計算と結果表示
- printScore($honten["name"], $honten["jam"], $honten["juice"], $honten["souce"]);
- printScore($siten["name"], $siten["jam"], $siten["juice"], $siten["souce"]);
- ?>
【実行結果】
本店の売上合計は50000円です。
支店の売上合計は40000円です。
実行結果は前回と同じだが、関数を利用することにより、合計の計算と結果表示(14,15行)がシンプルになった。
ここで、10,11行の配列に注目してみよう。どちらも同じ添字(そえじ)を含んでいる。つまり同じ構造を持つ配列を別々に宣言している訳だ。これをまとめて宣言できるのが「クラス」らしい。もっとも。クラスは変数だけでなく、関数も含めることもできるそうで、それは次回以降に学習する。
次回はいよいよ、クラスを使ってsample1-2.phpを改良してみる。