七十の独習
オブジェクト指向 Work-1-1
販売管理で管理する情報は沢山あると思うが、オブジェクト指向の学習が目的なので、シンプルな例題で学んでいく。
【例題1 店舗ごとの売上合計を計算する】
店舗名 | ジャム | ジュース | ソース |
本店 | 20000 | 18000 | 12000 |
支店 | 16000 | 14000 | 10000 |
まずは。極単純な例で、店舗ごとの売上合計を計算するプログラムを作ってみる。
入力画面と出力画面は省略して、計算と計算結果の単純な表示だけを行う。
【ベタなプログラム例】sample1-1.php
- <?php
- //データの設定(配列に収納)
- $honten = array("name" =>"本店","jam" => 20000,"juice" => 18000,"souce" => 12000);
- $siten = array("name" =>"支店","jam" => 16000,"juice" => 14000,"souce" => 10000);
- //合計の計算と結果表示
- $sum_honten = $honten["jam"] + $honten["juice"] + $honten["souce"];
- echo $honten["name"]."の売上合計は".$sum_honten."円です。"."<br>";
- $sum_siten = $siten["jam"] + $siten["juice"] + $siten["souce"];
- echo $siten["name"]."の売上合計は".$sum_siten."円です。"."<br>";
- ?>
【実行結果】
本店の売上合計は50000円です。
支店の売上合計は40000円です。
合計の計算と結果表示という処理部分、つまり7,8行と10,11行は変数が違うだけで、同じ様なソースコードとなっているのが気になる。
これは、単純なプログラムならとくに問題にはならないものの、規模の大きなプログラムではこのような無駄は少しでも避けたい。
このソースをオブジェクト指向型に変えていくのだが、その前に、次回は合計の計算と結果表示を関数化してみたい。